ライフスタイルブランド「GORDON MILLER」と
HOUSE-Nのコラボレーション企画
が公開されました。是非、ご覧下さい。
月間2億8500万のページビュー数を記録する世界最大級の建築プラットフォーム「ArchDaily」にHOUSE-Uを掲載頂きました。
ライフスタイルブランド「GORDON MILLER」と
HOUSE-Nのコラボレーション企画
が公開されました。是非、ご覧下さい。
HOUSE-UがTV放映されます。
放送局:テレビ朝日
番組名:渡辺篤史の建もの探訪
日 時:2023年6月10日(土) AM4:25~4:50
是非、ご覧下さい!
※関東圏での日時となります。その他地域、BS放送の日時については弊所にお問合せ下さい。
〝渡辺篤史の建もの探訪〟のスピンオフYouTubeチャンネル
「JCTVたてものチャンネル」に出演させて頂きました。
自邸である加藤小屋の紹介とインタビュー動画になります。
-前編-
-後編-
イベント:kucchabe(くっちゃべ)
主催:関東学院大学/建築・環境学部
日時:2023年3月10日・13:00~18:00
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館2階
会場の様子は zoom でも配信する予定です。
国内最大級の建築メディア「architecturephoto」にHOUSE-Uを掲載頂きました。
先日、HOUSE-Nに家族で宿泊してきました。約6年振りのHOUSE-N。素晴らしい住みこなしに感激しました。コストの関係もあり、多くの余白が残ったHOUSE-Nですが、さまざまな変化が見受けられました。
(HOUSE-Nの竣工写真は こちら をご覧下さい)
増設した壁による子ども室、ダイニングテーブルを分解しカスタマイズしたキッチンカウンター、庭のウッドデッキ、その他多くのDIYなどによる物理的変化。米杉外壁の色味、合板床の色味、傷や汚れ、壁や柱に描かれた多くの落書きなどによる経年変化。玄関土間は書斎からBMXやアウトドアスペースに、特別の用途がなかったロフトは子どもの寝室に、リビングの一部はリモートワークスペースに、ダイニングの一部は作業スペースになるなどの使用用途の変化。そのどれもが、決して繊細なものではないのですが、ネガティブな感覚は全くなく、味のあるポジティブなものでした。「住宅は生活感などの必然性を許容すべきである」「住宅は変化するものである」という前提をもって提唱している〝許せる暮らし〟を体現している好例だと感じました。
(〝許せる暮らし〟については こちら をご覧下さい)
そして、改めて痛感させられたのは、住宅は建築のハードとして解決できることは実は少なく、生活のソフト、つまりは、住まい方に依存する部分が大きいということでした。建築でルールを作り、そのルールに基づいて暮らすよりも、建築のルールは曖昧にしておき、住み手が状況に合わせ住まい方のルールを作りながら変化させていくことの方が本質的だと感じました。HOUSE-Nのご家族は、お子さんも含めて、発想が自由で柔軟です。より豊かに、より伸びやかに、より暮らしやすくするための工夫やアイディアに溢れた生活を送っていることが、設計者として喜ばしく、また、大変勉強になりました。
この暮らし方やさまざまな変化を記録に残すことは、自分のコンセプトを伝える上で必要なことだと感じたため、現状を竣工写真と同じアングルで撮影する〝竣工後写真〟を撮影することを決めました。竣工写真撮影と同じ時期の5月頃に撮影を予定しています。
HOUSE-Nの今後の変化や進化を楽しみにしながら、これからも末永くお付き合いを続けさせて頂きたいと思います。
HOUSE-Uの竣工写真撮影を行いました。
撮影は 花岡慎一さん に依頼をしました。
例の如く、撮影のためにものを移動することや隠すことは原則的にせず、生活空間をありのまま撮影しました。竣工写真のためだけの空間をつくることは、提唱している〝許せる暮らし〟の前提に反すると考えているためです。
(〝許せる暮らし〟については こちら のブログをご覧下さい)
ありのまま撮影しても全く問題ない素晴らしい住みこなしに感激しました。本当に感謝です。同時に、その丁寧な暮らしぶりを見て〝許せる暮らし〟について改めて考えさせられてしまいました。
「住宅は人が生活を営むことを前提とした建築であるため、生活感が出ることや汚れや傷がつくことは必然的なことであり、それらの必然性をポジティブに許容するベースの設計をするべき」
これは提唱している〝許せる暮らし〟の前提の一つなのですが、ベースの設計により許容値が高い空間を提供できている自負はあります。
しかし、だからといって全てを許容できるわけではなく、住まい手の住みこなしやもの選びの丁寧さや巧さは必要だと改めて感じました。方向や方法の差はあれど〝家を愛でる〟ことがやはり必要で、それらとの相乗効果によって〝許せる暮らし〟が成り立つのだと再認識しました。
家を愛で、丁寧に巧く住みこなしやもの選びを行いながら暮らしつつも、生活感や傷や汚れなどの必然性を許せすこともできる。それが〝許せる暮らし〟の本質的な形なのかもしれません。
竣工写真が納品され次第、ホームページやSNSにアップします。写真を通して私の考えなどが伝われば幸いです。
仕上りを楽しみに待とうと思います。
私は建築はやりますが、アートはやりません。なのでアート鑑賞をする際は「美しい」か「カッコいい」かなどの大枠の価値基準でしか見ていませんし、見れません。(もちろん、作者の意図やアートから何を感じるかなど、色々な想像はしますが、話の趣旨からズレるため割愛します)
アートをやっている人であれば、技術的な部分やディテールに目がいくかもしれませんが、私にはわかりません。アートは素人ですから。
建築でも同じようなことが起こります。建築をやっている人たちのコミュニティーの中だけで意思疎通ができ、盛り上がっている状態にしばしば遭遇します。それはそれで有意義で楽しい時間なのですが、それを主の価値基準としてしまうのは違う気がしています。
建築を利用するのはプロではありません。建築をやっていない一般の方です。その人たちは「美しい」か「カッコいい」か「居心地が良い」か「使いやすい」かなどの大枠の価値基準で良し悪しを判断していることが多いと思っています。その前提を理解していくことが必要に感じます。
だからといって、わからないのだから拘らなくてよいかといえば話は別だと思っています。建築のプロとしての陰での細部への拘りなどの総和により、空気感や美しさや居心地の良さが生まれ、大枠の価値基準の良し悪しに影響が出ていくと考えています。
午前中、次男くんの習い事の待ち時間を利用して近くの美術館を巡ったのですが、そんなことを考えながら、時間を過ごしていました。
HOUSE-NNがTV放映されます。
放送局:毎日放送(関西)
番組名:住人十色
日 時:2022年7月23日(土) 午後5時~
是非、ご覧下さい!
※関西圏での放映となります。それ以外の地域の方は、見逃し配信でお楽しみ頂けます。
まずは、結論から。
〝荒い暮らし〟から〝許せる暮らし〟に改称します。
提唱してきた〝荒い暮らし〟という考えが多少ですが、認知されるようになってきました。その結果、建築業界内外から「〝荒い暮らし〟という名称だと誤解が生まれるのでは?」「〝荒い暮らし〟という名称だと本質的ではないのでは?」という声を頂くことが多くなりました。
その違和感のようなものは、私自身も感じていて、それを第三者も感じるものだとわかってきました。私の目指しているものは何で、その名称として的確な表現は何なのか、日々何となく考え続けていました。先日、Twitterで改称についてアンケートをとったのですが、結果や色々な方々からのご意見を参考にしながら、思考の整理をしていきました。その結果、私の提唱しているものは〝許せる暮らし〟だという結論に至りました。
私は住宅に対する持論が2つあります。
1つ目は『〝必然性〟を許容すべきである』という持論です。
住宅は人が生活を営むことを前提とした建築です。生活感が出ることや汚れや傷がつくことは必然的なことであり、住宅は、それらの必然性をポジティブに許容する建築であるべきという考えです。
2つ目は『〝変化〟するものである』という持論です。
住宅では、家族構成、必要室の変化など長期的なスパンの変化。想定、使い方の変化など短期的なスパンの変化。様々な変化が予測されます。竣工が完成ではなく、必要とされる構成や価値観などは絶えず変化し続けるものであるという考えです。
その持論に対して具体的には主に2つの設計方法でアプローチしてきました。
1つ目は『〝要素〟を多く設える』という設計方法です。
ベースとなる建築側に素材感や色味や露出する構造や手仕事感などの〝要素〟を予め多く設え、プレーンな空間にせず、雑多な空間とすることで、生活を営むことにより必然的に介入してくる生活感や傷や汚れなどの〝要素〟を悪目立ちさせないという考えであり、手法です。
2つ目は『なるべく〝作り込まない〟』という設計方法です。
全てを未来予測し、設計段階の机上で決定するのは不可能だと考えています。ですので、決定できることだけを決定し、決定できないことは保留とする。住み始めてから決定したことに対して手を加えていくことを前提として、なるべく〝作り込まない〟空間とし、様々な変化に順応させていくという考えであり、手法です。
それらの設計方法から導き出された構成や素材などが〝荒い〟ものだと感じたことから〝荒い暮らし〟という表現が生まれたのですが、それは結果的な話であり、その〝荒さ〟は〝許せる暮らし〟のための手段であったと気付きました。
生活を営むことにより必然的に介入してくる生活感や傷や汚れなどを〝許せる〟。家族構成や使用方法や価値観などの変化を〝許せる〟。〝許せるメンタルのためにベースとなる建築側に仕組みをつくること〟が私の目指していることの本質であるとの考えに至りました。
ですので、私が行っていることは厳密にいえば〝許せる暮らしの設計〟などになるかと思いますが、解釈が限定的になり過ぎないよう〝許せる暮らし〟として提唱していきたいと思います。
だだ、この考え方は、経験上、言葉だけでは伝わらないことが多いと感じていますので、下記の参考事例と併せてご覧頂けると理解が深まりやすいかと思います。また、ご興味がおありの方には、体験と説明を同時に行う機会を頂けると幸いです。
-参考事例-
1.HOUSE-NN
2.HOUSE-KT
3.HOUSE-N
4.HOUSE-U
HOUSE-NNが毎日放送(関西)のTV番組「住人十色」で放映されます。
先日、その撮影が行われました。ご快諾頂いたお施主様に感謝です。
HOUSE-NNが深掘りされている構成やコメントが非常に多く、どのような放送になるのかが今からとても楽しみです!
放送日時が確定次第、改めて告知致します。
別途発注した外構工事を終え、HOUSE-Uが無事に竣工しました。
HOUSE-Uのご夫婦のお力をお借りしながら協働で完成させたような感覚があります。
作り込み過ぎないガランドウの大空間に手が加えられ、どのように変化し、成長していくのかがとても楽しみです。
HOUSE-Uのご家族が、この住宅で豊かな暮らしを営めるよう、これからも尽力し続けたいと思います。
国内最大級の建築メディア「architecturephoto」にHOUSE-NNを掲載頂きました。
タイトルを見て「何の話?」と思うかもしれませんが住宅の話です。もっというと〝住宅の前提を間違えてませんか?〟という話です。
公園で子どもと遊ぶとき、どんな服装で遊びますか?滑り台を滑ったり、砂遊びをしたり、サッカーをしたり、ということが予測されますから、デニムだったりカジュアルな服装を選ぶと思います。それは公園で遊ぶということからすると必然的な選択です。もし、スーツを選んだとしたら、汚れや傷がつくことを恐れ、全力で遊ぶことができません。前提に合った服装ではないからです。
(竣工して2年目のHOUSE-Nの風景)
世の多くの住宅は〝スーツ姿で子どもと公園で遊ぶ〟感覚のものが多いと感じています。住宅は生活をする場です。特にお子さんがいる家庭では、落書きされることも、床が食べこぼしで汚れることも、オモチャを投げて床がへこむことも、全て前提条件だと思っています。でも、その前提を無視した〝綺麗過ぎる〟住宅を作った結果、それらのことが起きると悲鳴をあげるような事態になってしまいます。
そうなることがわかっているのなら、その前提に合った住宅にしておけばよいという考えです。住宅での暮らしは実は〝荒いもの〟というのが持論です。その前提に合う、ラフである種の荒さがある住宅の方が伸びやかに健やかに子どもも大人も暮らせるのではないのでしょうか。
HOUSE-Uは、4月上旬の引き渡しに向けて現場が進行しています。
屋根はガルバリム鋼板GL生地(無塗装板)を採用。少し荒い感じがモルタル素地外壁に合います。
ハゼ先端を折ることで地上レベルからの見た目がシャープな印象になります。
軒は野地板を出し外壁の雨垂れを防止。防水紙を外壁面から屋根面まで連続させつつ屋根同材の板金で包み、意匠性と防水性を確保しています。
外壁はモルタル素地仕上げを採用。道路面は内部の開放感を演出するために敢えて開口を少なくしています。
南面は全開口とし、日照の確保と内部の巨大空間の強調を狙っています。
撥水材の試し塗りの風景。撥水材の種類で仕上がりを微調整しました。お施主様との現場打合せの結果、モルタル素地が一番活きるクリア艶有りに撥水材は決定しました。
雨の日に撥水具合の確認。しっかりと水を弾いています。
主要な内部床はモルタル金ゴテ仕上げです。温水パイプによる床暖房が埋設されています。
内部は間仕切りや建具のない巨大なワンルーム空間。様々な材や色が入り混じる空間構成。
内装制限の法的な役割りをはたしつつ、アクセントになっている巨大モルタル壁。
引渡しに向けて、現場はラストスパートという感じです。残り僅かですが、気を引き締めて現場監理に臨みたいと思います。
住宅の竣工は終わりではなく、始まりだと考えています。住宅は生活することが目的ですから、竣工は通過点に過ぎないという考えです。ですので、竣工後の変化を前提とした設計を心がけています。竣工が100%で劣化の一途をたどる住宅は本質的ではない気がします。竣工が60~80%(場合によってはもっと低い)で生活していく中での必然や変化に対応させていきながら、永い年月を掛けて完成に向かうことが望ましいと考えています。
世の多くの住宅は、完成し過ぎていると感じます。設計段階で机上で全ての未来予測をすることは不可能です。決定できないことは決定しないで、暮らしながら決定したことに対して手を加え、徐々に完成させていくことが住宅らしいと感じるのです。
(1枚目/HOUSE-NN竣工時・2枚目/HOUSE-NN竣工1年後)
絵画でいうなら、世の多くの住宅は、完璧な完成品を渡している感覚です。私は少し違っていて、下描きの状態で渡してしまう感覚です。大きな方向性を示すために下描きは描いた状態で渡す。お客さんは線を加えたいと思ったら線を加える。色を付けたいと思ったら色を加える。額縁もつけない。基のキャンバスに別のキャンバスを加えて、絵を広げていってもよいかもしれない。そうして永い年月を掛け、その家族らしい絵画が完成していく。
私がイメージしているのは、そのような設計で、それくらいの自由度というか、変化を前提とし、許容した基盤の設計に徹底した方が、豊かで伸びやかな本質的に住宅らしい住宅になるのではないかと考えています。
設計監理を行っておりますHOUSE-Uがまもなく竣工致します。
お施主様の御厚意により内覧会を開催させて頂くこととなりましたのでお知らせ致します。
日時:4月2日(土) 9:00~18:00
住所:神奈川県中郡二宮町(ご予約を頂いた方にGoogleMap位置情報をお送り致します)
予約制になります(1枠45分)
一般の方[一般枠]:1枠1組まで
同業の方[同業枠]:1枠4組まで
❶[同業枠] 9:00~9:45
②[一般枠] 9:45~10:30
③[一般枠] 10:30~11:15
④[一般枠] 11:15~12:00
❺[同業枠] 12:00~12:45
⑥[一般枠] 12:45~13:30
⑦[一般枠] 13:30~14:15
❽[同業枠] 14:15~15:00
⑨[一般枠] 15:00~15:45
⑩[一般枠] 15:45~16:30
⑪[一般枠] 16:30~17:15
⓬[同業枠] 17:15~18:00
下記連絡先、各種SNSのDMにてご予約下さい
MAIL:info@n-archi-o.com
[留意事項等]
・当日の体温が37.5℃以上、または体調が優れない方のご見学はご遠慮下さい
・マスク着用の上お越し頂きますようお願い致します
・手指の消毒にご協力お願い致します(アルコールは弊所で用意致します)
・スリッパと手袋は弊所で用意致します
・敷地内駐車場が1台ございます
・当日連絡先:090-6510-1762(担当者:加藤)
先日、叔母が沖縄土産にマスコットのぬいぐるみを買ってきてくれました(沖縄で有名なハンバーガーショップ「A&W」のマスコット)。
我が家には何事もなかったかのように馴染んでいます。もともとの空間に木目や色味等が多いですし、生活感に満ち溢れ雑多な状態になっていることが要因かと思います。
(我が家の風景)
ただ、このマスコット1つが置かれただけで空間としても成り立たなくなってしまう住宅が世の中には多いように感じます。生活感がなく、ラグジュアリーで、ホテルライクな住宅も素敵ですが、偶発的かつ必然的なこと(今回でいうならマスコットのお土産をもらうこと)がネガティブに働いてしまうのは、本末転倒というか住宅や生活という前提を無視しているように感じてしまいます。
住宅は人が生活をする場です、生活感が出ることも、傷や汚れが増えることも、子どもが落書きすることも、ダイニングテーブル下が食べこぼしで汚れることも、誰かがお土産でマスコットを買ってくることも、全て必然です。
その必然を許容できる住宅が本質的だと私は考えています。
ライフスタイルマガジン「100%LIFE」にHOUSE-KT(加藤小屋)を掲載頂きました。
新年明けましておめでとうございます。
今年の抱負は立てません。抱負を立てないことが抱負です。
かといって夢や目標をなくしたかというと、そうではありません。
節目の日だけにスピードを上げるのではなく、中期目標や長期目標に向けて、常に同じスピードを保ちながら、ブレーキを掛けずに前に進み続けたいと考えています。
大小様々な目標がありますが
・住宅に〝荒い暮らし方〟という新たなジャンルをつくる
・設計事務所業界の働き方改革
この2つは最も重要視している目標です。達成できるまでの時間も果てしないと思います。
気張らず、良い意味でマイペースに、一年ではなく、もっと長いスパンを見据えながら、淡々と歩みを進める。そんな一年にしていきたいと思います。
本年も宜しくお願い致します。
ライフスタイルマガジン「100%LIFE」にHOUSE-NNを掲載頂きました。
HOUSE-Uが無事に上棟を迎えました。
ウッドショックの影響で予定より2週間程、上棟が遅れましたが、最小限のダメージに抑えれたかと思います。
お施主さん、工務店さん、加工業者さんのご理解とご協力のお陰だと感じています。本当に感謝です。
まだまだ、現場は続きますが、滞りなく現場が進むよう、設計監理に励みたいと思います。
HOUSE-NNの一年点検を行いました。
色々とチャレンジさせて頂いたこともあり、何点が修繕事項が発生しましたが、大きな問題はなく暮らされているご様子でした。
久々にお伺いしたHOUSE-NNは、数ヵ月の間にモノが増え、様々な跡が増え、生活感や人を感じながらも心地よい空間になっていました。素晴らしい住みこなしに大変感激しました。ご主人の仕事部屋については、DIYの域を超えて最早アート。クリア塗装した木毛セメント板は緑に塗り替えられ、ご自身で作られた様々な作品が点在していました。
竣工の完成度を80%程として、住まいながら、手を加え、様々な跡が残り、永い年月を掛けて100%の完成に向かうことが住宅の本質に近いと考えています。HOUSE-NNでは、それを実践し、体現して頂けていると感じました。本当に有難いことです。
HOUSE-NNがこれから更にどのような発展を遂げるのかが楽しみです。末永く見守らせて頂きます。
HOUSE-Uの基礎配筋検査を行いました。
設計事務所、工務店、第三者機関のトリプルチェックで行いました。
問題なく合格です。次いで基礎打設工事へ移行します。
ウッドショックの影響を最小限にするために、構造図の作図段階から加工業者と連絡を取り合い、工事着工前の時点で工務店と加工業者と打合せ、諸々の問題点を解消する等、多くの調整を行いました。上棟日が予定よりも数週間遅れる見通しですが、ダメージは少なく済んでいるかと思います。ご協力に感謝です。
諸々の確認、承認作業を行いながら、上棟の日を待とうと思います。
HOUSE-Uが無事に着工を迎えました。
ウッドショックの影響を多少受けましたが、予定通りの着工ができ、一安心です。
お施主様、工務店さんのご理解とご協力のお陰だと感じています。本当に感謝です。
滞りなく現場が進み、お施主様に豊かな暮らしを営んで頂けるよう、より一層、気を引き締めて設計監理に励みたいと思います。
夏休みに入った息子たちとの特別企画【夏の建築巡り弾丸ツアー】を先日、決行しました。
第一弾は、岐阜県の『多治見市モザイクタイルミュージアム』と愛知県の『豊田市美術館』に長男と二人で行ってきました。
出発(5時30分)
⇓
『多治見市モザイクタイルミュージアム』で見学と工作体験
⇓
『豊田市美術館』で見学と美術鑑賞
⇓
『モリコロパーク』で遊ぶ
⇓
温泉でリフレッシュ
⇓
帰宅(21時30分)
という過密スケジュールでしたが、濃厚で有意義な時間を過ごせました(濃厚過ぎて長男が途中に一度ふてくされていました)
正直、このツアーをするとお金が掛かります。そのお金を、服や雑貨などの有形財産(物理的に物として存在するもの)に費やすこともできます。良いデザインや良い物は、気持ちを豊かにしますから、それも有意義なお金の使い方だと思います。だだ、個人的には、有形財産よりも、体験や経験、知識や技術などの無形財産(物理的に物として存在しないもの)に費やすことの方が豊かさのリターンが大きいと感じています。
私がそのような考え方になったのは、成人してからです。もし、もっと早くにそう考え、実践していたとしたら、様々な気付きが早い段階で訪れ、人生の豊かさが変わっていたかもしれない。現状で持っているもので闘う、若しくは武器を増やしていくしかないので、無い物ねだりをするつもりもないですし、息子たちへの育児を自分の人生のリベンジにするつもりもありません。だだ、この考え方は、一つの価値観として成り立つものだと考えていますし、人生を豊かに生きるために必要だと感じています。押し付けるつもりはないですが、こういった体験、考えや価値観に触れることが息子たちの人生を豊かにする一つの助けになればとよいと親心として思うのです。
帰りの車中、長男に「今日、実は凄いお金が掛かっているんだ。でも、お金を掛けて良い物を見たり、遊んだりすると、後で良いことがあるんだよ」と伝えたら『え?何言ってんの?そうなの?わからな~い』と言っていました。まだ小学2年生なので、意味が理解できなくて当然です。いつ理解するときがくるのかわかりませんし、理解した上で、違う考えを持つかもしれません。それはそれで良いです。行動と言葉で伝えることが大切だと思っています。
私自身も無形財産への投資を続け、息子たちと共にまだまだ、成長していきたいと思います。
第二弾はどこにいきましょう。次は次男とでしょうか。
本日、HOUSE-Uの地鎮祭を執り行いました。
まだ難所は残されていますが、9月の着工を目指して、諸々の調整を進めていきたいと思います。
2021年7月22日。最愛の妻。birthday。
私は妻のことをこの上なく信頼しています。
良い機会なので、その理由をちょっとしたカミングアウトを交えながら書き綴ってみたいと思います。
私は2つの設計事務所勤務を経て、独立に至りましたが、1つ目の設計事務所の退職時に話は遡ります。退職というと聞こえは良いですが、事実上はリタイヤに近いです。心身共にダメージを受け、ドクターストップが掛かったのが実のところです。
(1つ目の設計事務所の名誉のために補足すると、厳しい労働環境であったこと否定できませんが、そうなってしまった理由は、私の働き方やメンタルの持っていき方の悪さが主だと思っています。その当時の様々な経験が今の自分を形成していることは間違いありません。今でも感謝しています)
その当時は『もう建築を続けていくことは無理かもしれない』と思ってしまう程の状況にまで陥りました。そんな私に周囲は「今はゆっくりしなよ」「建築以外にも仕事はあるよ」「諦めたっていいじゃないか」などと優しい言葉を掛けてくれました。
しかし、妻(当時は彼女)だけは「ここで腐ったら人生終わるよ。諦めるなよ」と厳しい対応でした。正直『今は休ませてよ』『優しくしてよ』などとも思いましたが、その言葉に後押しされ『もう一度建築をやろう』と再起し、憧れだったアトリエ事務所への就職を果たしました。
そのアトリエ事務所勤務中に結婚し、長男が生まれ、良きタイミングが訪れたので、独立。そして今に至ります。妻のあの一言がなければ、建築を続けることも、独立することも、妻と結婚し家庭を築くことも、なかったと感じています。人生が大きく変わっていたかもしれない。本当に感謝しかないです。
なぜ、妻があの時、辛辣な対応をしたのか。それは〝自分事〟として私のことを考えてくれているからだと思っています。妻はいつだってそうです。常に、私にとって最善なこと、自分にとって最善なこと、夫婦にとって最善なこと、家族にとって最善なこと、それが何なのかを広く、長期的な視野でコメントしてくれます。
だからといって『妻の意見なら間違いない』と盲目的にまではなりませんが『妻の意見であればしっかりとした意味があるはず』という信頼のもとで肯定的に耳を傾けることができます。
退職、独立、結婚、出産など大きなターニングポイントでも、日々の生活の中での細かい事柄でも、妻の意見が間違っていたことはほとんどありません。それは、私や息子たちを〝自分事〟として常に考えている賜物だと感じています。当たり前のことのようで、中々それを実行することは難しいことだと思うのです。私が妻をこの上なく信頼している理由はそこにあります。
そんな最愛の妻と共に良き歳の重ね方ができるよう、初心と感謝の気持ちを忘却せず、謙虚に素直に、歩みを進めていきたいと思います。
いつもありがとう。誕生日おめでとう。
次世代型空間デザインメディア「TECTURE MAG」にHOUSE-Iを掲載頂きました。
次世代型空間デザインメディア「TECTURE MAG」にHOUSE-NNを掲載頂きました。
次世代型空間デザインメディア「TECTURE MAG」にHOUSE-Wを掲載頂きました。
韓国の建築情報サイト「A+PLATFORM」にHOUSE-KTを掲載頂きました。
HOUSE-Nのご家族が〝GORDON MILLER MOTORS〟のインタビューを受けたそうです。
主軸の車、趣味のBMX、自宅であるHOUSE-Nの3つを掛け合わせた記事になっています。
名前までは出ませんが、弊所も話に少し登場しています。宜しければご覧下さい。
HOUSE-WがTV放映されます。
放送局:テレビ朝日
番組名:渡辺篤史の建もの探訪
日 時:2021年6月19日(土) AM4:30~4:55
是非、ご覧下さい!
※関東圏での日時となります。その他地域、BS放送の日時については弊所にお問合せ下さい。
新しいデザインの名刺が完成しました。
3月に事務所名を正式に改称し、ロゴも完成したので、これを機に大幅リニューアルしてみました。
〝名刺上の少なく薄いアナログ情報でなく、ネット上の多く濃いデジタル情報で活動などを知ってもらいたい〟
という想いを込め、表面はホームページへリンクできるQRコードと空押しのロゴと氏名でシンプルな構成とし、裏面は諸情報を載せつつ、敢えて文字のコントラストを抑えることによって、表面のQRコード=多く濃いデジタル情報へ誘導するデザインとしました。
自分でデザインしたので、甘い部分もあるとは思いますが、色々と試行錯誤した甲斐もあって、愛着の湧く満足な仕上がりとなりました。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-Iを掲載頂きました。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-Kを掲載頂きました。
イタリアの建築情報サイト「archilovers」にHOUSE-Iを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「Global Design News」にHOUSE-Iを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「ArchDaily」にHOUSE-Iを掲載頂きました。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-NNを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「ArchDaily」にHOUSE-Kを掲載頂きました。
本日、HOUSE-Iの竣工写真撮影を行いました。
撮影は 花岡慎一さん に依頼をしました。
前回撮影をしたHOUSE-NNと同様に、モノを動かす等の生活感を消し去る操作は、ほぼせず、実生活空間をありのまま撮影、かつ、人物入りの撮影も敢えて避けました。
「人が居なくても人や生活を感じる」というテーマで撮影を行いたかったためです。
竣工写真撮影のためにセットアップされた空間は、綺麗ですし、魅力的ですが、竣工写真撮影のためだけの〝フェイク〟だと感じてしまう自分がいます。住宅は人が生活することを前提とした建築ですので、本質的でないように感じてしまうのです。
とはいえ、最近感じることは建築のハード面で操作できるのは意外と少なく、全体の2割程度だと思えてきて、使い手のソフト面、つまりは〝使い方〟に大きく依存する気がしています。
このような試みを行えるのは、住まい手の〝住みこなし〟が素晴らしいからだと感じます。本当に感謝です。
どのような仕上りになるのか、今から楽しみです。納品され次第、ホームページ、SNS等にアップします。
35歳になりました。無事にアラフォーです。
結婚してからというもの、年々、幸福度が上がってる気がします。
最愛の妻や3人の息子たちに囲まれ、健やかな日々を過ごせています。
人生目標も何かと達成できました。また、1年、3年、5年、10年後の人生目標に向かって歩みを進めたいと思います。
この現状は自分の行動がもたらしたものですし、それなりのことはやってきた自負はあります。
ただ、環境や活力を与えてくれたのは、間違いなく妻です。彼女が居なければ、今の自分はありません。いつも本当に感謝しています。
良きパートナーと出逢い、幸せな日々を過ごしていることを当たり前と思わず、いつまでも初心と感謝の念を忘却せずに歳を重ねていきたいと思います。
今年の3月に事務所名をN.A.O(エヌエーオー)からN.A.O(ナオ一級建築士事務所)に改称する予定でいます。
それを機に事務所のロゴを作りました。
デザインは、親友であり、HOUSE-Nの施主であり、グラフィックデザイナーでもある 中口逸人くん にお願いをしました。
実は、独立当初に一度依頼をしていたのですが、一向にデザインを進める気配がないまま約6年の月日が流れ、今に至っています。『ロゴどう?』と私が尋ねると「ずっとアイディアを温めてる」という返答をもらうのが定番のやりとりになっていました。
『事務所名を改称するので、今度こそ本当に作って』と本格的に依頼を掛けると「温め過ぎてアイディアが溶けた。一からアイディアを考え直す」とのことだったので、一からデザインを練り直してもらいました。
結果的に、今のタイミングで良かったと感じました。独立当初は、施主ではなかったですが、今や施主でもある彼は、私の住宅に対する思想を身をもって理解してくれています。その彼だからこそ考えれるデザインがあると思うのです。
仕上りは文句なしでした。彼はN.A.Oの建築思想を反映させたデザインとして〝当たり前のものが省かれても成り立つデザイン〟というコンセプトでデザインしてくれました。〝N.A.Oが作るのは枠組みであり、住まい手が省かれている余白の部分を作り上げ、完成へと向かわせる〟というメッセージが込められています。
その他にも、シンプルで飽きがこないこと、良い意味でズレがあること等、私の建築思想とシンクロしている部分が多くありました。意図的ではなかったようですが、私自身のことも、私の建築思想のことも理解している彼だから作れたような気がします。有名デザイナーよりも、彼に作ってもらうことの方が私にとっては有意義で価値があることだと感じました。
このロゴとともに、まだまだ、N.A.Oを飛躍させていけるよう精進したいと思います。
新年明けましておめでとうございます。
今年も〝初心〟と〝感謝〟を忘却せず〝謙虚〟に〝素直〟に勇往邁進していきたいと思います。
本年も宜しくお願い申し上げます
家づくりのプラットフォーム「Houzz」の〝2020年人気だったお宅紹介記事〟にHOUSE-KT(加藤小屋)がランクインしました。
今朝、妻と「長男が中学生になるまでには本邸を建てないと色々な意味で厳しくなってくるよね」と話しをしていました。現在は、仮の自邸『HOUSE-KT(加藤小屋)』に家族5人で暮らしていますが、もし、長男の中学進学までに本邸の目処が立たなければ、加藤小屋の増築も視野に入れなければと思い、何となく増築案のスケッチを描いてみました。
最初は、本当に何となく考えていただけだったのですが、可能性として大いにあり得ると途中から思い出しました。加藤小屋は、妻の実家の敷地内に建設し、かつ、必要最低限の設えで抑えたため、住宅ローンを組んでいません。ただ、住宅ローンを組んだつもりで5年間の定期積金をしています。その満期のタイミングで、その時の状況に合わせて増築をする。次回であれば、子供室、仕事場、浴室(現状シャワー室なので)の増築等です。そしてまた、5年間の定期積金をする。満期で増築をする。それを繰り返しながら、徐々に完成させていくという方法は、面白いし、不確定要素が多い我が家には良い建て方な気がしてきたのです。
そのような考えを巡らせる中で〝新しい住宅の建て方〟として我が家以外にも落とし込めないかと考えだしました。
その方法は以下です。
①土地を住宅ローンで購入する。
⇓
②建物は住宅ローンを組まずに必要最低限の設えで新築をする。
⇓
③ローンを組んだつもりで定期積金を行う。
⇓
④満期のタイミングで、その状況に合わせた増築をする。
⇓
⑤定期積金と増築を数年単位で繰り返す。
住宅は、数十年という長いスパンで物事を考えなければいけません。最初から全てを予測し、完成形を目指すのではなく、不確定要素は、そのままにし、確定した時点で増改築を繰り返すという建て方は、合理的でありながら、住宅ローンによる費用(ローン保証料等)や利子も軽減されるため、資金面についても有利に働くのではないかと考えます。
また。
・既に土地があり、自己資金で建物の初期建設が可能な方
・自己資金で土地と建物の初期建設が可能な方
等は、住宅ローンを組まずに住宅を建てることが可能になります。
都内等の地価が高いエリアでは厳しい計画になりますが、地価が安いエリアであれば、充分に可能な建て方だと考えています。
ましてや、コロナ禍でリモートワークが急速に発展してきている昨今の状況から考えれば、都心との距離は、物理的になくなりつつあるわけですから、尚更、現実味を帯びてくるのではないかと感じます。
今朝、思い付いたばかりの話なので、色々と詰めていかなければいけない提案ではありますが、まずは、加藤小屋で実現できれば、より具体的な提案やイメージができると思いますでの、前向きに検討を重ねていきたいと思います。
HOUSE-NNのキッチンをTANICOのホームページに施工事例として掲載頂きました。
HOUSE-NNの竣工写真撮影を行いました。
撮影は ナカサアンドパートナーズの大崎衛門さん に依頼をしました。
私は、独立当初から『住宅は人が生活を営むことを前提にした建築であり、必然的にできる生活感や傷や汚れ等の痕跡がポジティブに働く空間であるべき』という持論を展開してきました。HOUSE-NNは、その思想を体現して下さっていて、大変感激しました。
竣工写真は〝フェイク〟であってはいけないと思うのです。竣工写真のためにモノを動かし、隠し、生活感を消し去る。そのような空間は、竣工写真用の〝フェイク〟の空間であって、そこで住まう〝リアル〟な空間ではなくなってしまいます。その〝リアル〟な空間のありのままで撮影を行っても成り立つ、また、生活をしていても、来客があっても成り立つ、そのような空間であるべきですし、それらが成り立つベースを設計すべきだと思うのです。
その感覚は、HOUSE-NNのお施主様も共有下さっていて、撮影のために整頓はして頂いたのですが、過度に整頓するわけでなく〝少し気の遣うお客さんを招く程度の整頓〟に留め、そこで生活している空気感は残して頂けていました。そして、その状態でも空間として成り立っている所か、ポジティブな空間になっていました。そのことを心嬉しく思うとともに、自身のマイノリティーな思想は一つの思想として成り立つという自信へと繋がりました。
良き理解者と出会い、同じ思想で住宅を創り、それを体現しながら生活して頂いている。
本当に感謝すべきことです。ありがとうございます。
成果物が届き次第、ホームページ等にアップ致します。
自身の住宅に対する思想がHOUSE-NNの竣工写真を通じて伝達されれば幸いです。
家づくりのプラットフォーム「Houzz」にHOUSE-KT(加藤小屋)のインタビュー記事を掲載頂きました。
先日、とある建築サイトのインタビューを受けました。仮の自邸である加藤小屋に関するインタビューだったのですが、その中で「自邸が完成したことで変化したことはありますか?」という類の質問を受けました。あまり考えていなかったことだったので、少し悩みましたが『具体的な説明をする材料ができたことは大きい』と答えました。
最近、強く思うことなのですが、人を説得するとき、抽象的な説明を具体的な説明に落とし込むことが重要だと感じています。抽象的な説明のみだと、話し手の頭の中ではポジティブなイメージを連想していても、受け手の頭の中ではネガティブなイメージを連想していたりする。お互いの頭の中の画像が一致していない状態に陥ると誤解が生まれる可能性が高くなります。そのイメージの乖離を防ぐ手段として具体的な説明が必要だと感じるのです。
私は、自身の住宅に関する持論を説明する際〝荒い〟〝ラフ〟〝世の中の住宅は綺麗過ぎる〟等と表現することがあります。少し過激な表現のせいか、イメージが乖離することがあるため、誤解が生まれることも多くあります。仮の自邸である加藤小屋は、極端なローコストであるため、全てのエッセンスを詰め込めているわけではありませんが、自身の住宅論を反映させたものになっています。その自邸で打合せを行いながら「今、私が説明したことはこの加藤小屋の中で言えばこういうことです」と全く同じものを見ながら説明をし、具体的なイメージを共有できたとき、言葉の理解度や説得力が高まると感じています。勿論、それに共感頂けるかどうかはまた別の話ではありますが、私の真意を理解して頂けた上で話が進められるので、方向性を見定める時間が早くなります。実作の写真等で説明してもよいのですが、やはり実空間で体感して頂いた方が伝わり方に違いが出ます。自邸という自身の思想を実践している、いつでも案内ができる場所があることは具体的な説明をする上で大きいことなのかもしれません。
かといって、常に実空間で説明ができるわけではありません。そのような説得の際に私が活用するのは〝例え話〟です。お互いが共有できる話題に置き換えて、説明をすることは効果的だと感じます。ハウスメーカーと設計事務所の違いをカレー屋で例えることもありますし、ローコスト住宅の見せ方をユニクロの着こなし方で例えることもあります。専門的な内容をお互いが頭の中で同じ画像をイメージしやすい話題に置き換えることにより、理解度は上がると考えます。ですので、色々なものを体験しながら、会話をしながら、見ながら、聞きながら「これは、あの話に置き換えられそう」等と常にアンテナを意識的に張りながら過ごすよう心掛けています。
いくら良いアイディアやイメージを持っていても、それを伝える技術がなければ、無いのと一緒だと考えています。自身の考えがより正確に伝わること、また、相手の伝えたいことをより正確に共有することは、建築設計に限らず大切なことだと感じるのです。
とある方がTwitterで「取れなかった(実現しなかった)プロジェクトでも発表すると、それを見た人から反響があるから面白い」という類の投稿をしていて『確かに!折角、考えたアイディアを非公開にしておくのは、勿体無い!』と感銘を受けたため、過去にプレゼンテーションをさせて頂き、惜しくも実現しなかったプロジェクトを公開しようと思います。
《HOUSE-YM(非実現プロジェクト)》
このプロジェクトは祖父母世帯、親世帯、子世帯の「3世帯住宅」を計画するものでした。
要望内容を踏まえた上で、必要ヴォリューム等を想定しつつ、敷地選定から関わらせて頂き、結果的に敷地面積約300㎡の閑静な住宅街に計画地が決定しました。
「3世帯住宅」ではあるのですが、求められていたものは、近すぎず、遠すぎない〝適度な距離感〟でした。
そこで、敷地を法規的に分割する手段を講じ、1敷地に対して分棟で2棟建設、その2棟の間に物理的な間隔を取りつつ、ドッグラン等を干渉スペースを設けることで、世帯間に物理的、心理的な程良い距離感保つという提案を行いました。
残念ながら、実現には至らなかったプロジェクトですが、公開し、人の目に触れる機会をつくることにより、何かしらのリアクションが得られれば幸いです。
海外のグローバルデザインWEBマガジン「designboom」にHOUSE-Wを掲載頂きました。
2020年9月25日
加藤家に新しい家族が増えました。
このような情勢の中、無事に生まれてきてくれたこと、無事に生んでくれたことに、非常に感謝しています。
「さぁ!妻と子どもたちのためにバリバリ仕事を頑張らなくては!」と普通はなるところですが、僕の心境は少し違っています。
それだけ言うと大きな誤解が生じるので補足します。
僕は、やりたい仕事をやらせてもらえています。バリバリ働くことも、そのための努力も勉強も自己研鑽も全て『やりたいこと』の範疇です。『家族を養う』という理由がなくても、自分が『やりたいこと』なので、当然ながら一生懸命に勤しみます。勿論、家族を犠牲にしてまで自分が『やりたいこと』を優先するという選択肢は、前提としてありません。
等と偉そうなことを言っていますが、その環境を与えてくれているのは、間違いなく妻です。僕の仕事や夢への理解力、器量の大きさ、経済的に自立していること等。妻のお陰で僕はやりたいことをやらせてもらえています。妻と出会わなければ、独立どころか建築を続けていくことさへできなかったと思っています。いつも本当に感謝しています。
そのような環境を与えられ、やりたい仕事をやっていても、心身ともに弱ることも大なり小なりあります。そんなときに支えとなってくれるのは、妻と子どもたちという『味方』の存在です。
つまり何が言いたいかというと、僕にとって家族が増えることは『養う』対象が増えるのでなく『味方』が増えたという感覚の方が強いということです。同時に『味方』であるので『守る』対象が増えるという感覚でもあります。
そんな家族という最愛の『味方』とより幸せに、より健やかに過ごせるよう、漢として、夫として、父として、これからも精進していきたいと思います。
5人家族となり新たなスタートを切る加藤家を、今後とも宜しくお願いします。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-Wを掲載頂きました。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-Oを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「ArchDaily」にHOUSE-Kを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「ArchDaily」にHOUSE-Wを掲載頂きました。
国内最大級の建築メディア「architecturephoto」にHOUSE-Kを掲載頂きました。
海外の建築情報サイト「ArchDaiiy」にHOUSE-Oを掲載頂きました。
オランダの建築情報サイト「archello」にHOUSE-Nを掲載頂きました。
長男の通学が今週から始まり、小学生になって初めての短い夏休みが終わってしまいました。
先週の夏休み最終週。夏の思い出的になれば良いなと、長男と2人で山梨県北杜市に日帰り旅に出掛けてきました。
長男にも次男にも検索した建築画像をよく見せているのですが、長男が藤森照信さん設計の『茶室徹』に反応していたので、実物を見に行くことに。『茶室徹』がある『清春芸術村』には様々な建築やアートが点在しており、刺激的な施設になっています。
まずは、その『清春芸術村』に行き、建築巡りとアート巡り。到着すると早速「木の上のお家(茶室徹)見たい!」と村の地図を片手に散策。駆け足で目的地に向かいます。「おぉー!すげー!」等と感動しているのも束の間。「これ中には入れないの?え?入れないの!?入りたかった!」とふてくさる長男。気を取り直すために昼食で大好きなハヤシライス(正確にはハッシュドビーフ)を食し、再び、他の建築やアートを巡りました。
その後、それだけでは物足りないと思い『まきば公園』でヤギ等と戯れ、最後に締めの温泉に入り、帰路につきました。
私が息子たちを建築巡りに連れて行くのには理由があります。
1つは〝共有したいから〟です。話は、少しズレますが、私は一人焼肉等はしたことがありません。視線が気になる等で出来ないのではなく、したくないのです。それは〝共有ができないから〟です。「この肉旨いね~!」と共有しながら旨いものを食することに意味を見出しています。だから一人ではつまらない。建築についても同じです。「これ凄くない!?面白いね!」等と共有する人が居ないとつならいというのが本音の一つです。その役割を息子たちに担ってもらっています。
もう1つは〝好奇心を高めてほしいから〟です。建築は〝何か〟のために造られます。建築に興味を持ってほしいという気持ちも勿論ありますが、建築と共にその〝何か〟に触れる機会を多く与えたいと思っています。
〝好奇心〟は〝感動〟を与えてくれる機会になります。何にも興味を抱かず、何も動かなければ、何も始まらないし、何にも心を揺さぶられない。何かに感動することは、自分の人生の羅針盤として大いに役立つ経験だと思うのです。私は、建築に感動し、建築で人を豊かにしたい。その可能性が建築にはある。と思い、建築家を志し、現在に至ります。
建築でなくても勿論、構いません。何か心揺さぶる体験を息子たちにしてほしいし、そのきっかけ作りとして、私との建築巡りが少しでも役立ってくれれば幸いだと思っています。
そんな思いを抱く父は、帰りの車中に「今日は何が一番良かった?」と長男に訪ねてみたところ。
「ヤギ」と一言。
この経験が基になり長男は〝サカナ君〟ならぬ〝ヤギ君〟になるかもしれません。可能性は無限です。
どのような形であれ、私と過ごした時間が、息子たちの将来の糧になってくれればよいなぁと思う父なのでした。
海外の建築情報サイト「ArchDaily」にHOUSE-Nを掲載頂きました。
建築情報サイト「KENCHIKU」にHOUSE-Nを掲載頂きました。
本日、HOUSE-Wの竣工写真撮影を行いました。
撮影は 花岡慎一さん にお願いをしました。
コロナウィルスの影響もあり、竣工から本日の撮影まで時間が掛かってしまいましたが、無事に撮影ができ一安心です。
納品され次第、ホームページに写真をアップします。
HOUSE-NNが、本日、無事に竣工致しました。
2016年に竣工したHOUSE-Nは、私の住宅に対する考え方が最も反映された作品だと思っています。そのHOUSE-NのTV放映がきっかけで、お問合せを頂いたのがNNさんご夫婦でした。私の住宅や住まい方に対する価値観や作風に魅力を感じて頂けたことが大変嬉しかったことを覚えています。
紆余曲折あり、初めてお会いした時から竣工まで2年2ヵ月という長い月日が経過しました。当初は、ご実家の敷地を分割する予定でしたが、法規的な問題で分割ができず、母屋への増築に計画を変更しました。更に、母屋の構造的な絡みで増築面積は約20坪までと制限が掛かり、結果的に〝狭小増築〟というかたちで計画をスタートさせました。その他にも、計画面や資金面等、多くの課題に直面しましたが、NNさんご夫婦の様々なご協力、また、チャレンジする機会を与えて下さる器量の大きさにより解決をし、竣工を迎えられました。
完成した姿をご覧いただき、大変、感激して下さったことが、心嬉しく、設計冥利に尽きる1日でした。
また、新居で早速、焼肉を振舞って頂いたことも良き思い出となりました。ありがとうございます。
様々な余白を多く残したこの住宅がどのように住みこなされていくのかがとても楽しみです。
これからもこの住宅でNNさんご家族が豊かな生活を営んで頂けるよう、尽力し続けたいと思います。
HOUSE-NNは、多少コロナウイルスの影響を受けたものの、予定通りの引渡しに向けて、着々と現場が進んでおります。
屋根工事が完了しました。ガルバリウム鋼板GL生地の縦ハゼ葺で仕上げました。足場からは横浜のランドマークタワー等が望めます。
屋根先端を折込み、丁寧に納めて頂いています。
1枚ものの鋼板を溶融亜鉛メッキを施した玄関庇。検品の様子です。
キッチンは、内装制限の特例処置を運用し、壁と天井は梁も含めモルタル仕上げました。
塗装の最終決定のための塗装見本です。ラーチ合板、木毛セメント板、フレキシブルボード等、多くのマテリアルを混在させています。
外壁は、屋根と同素材のガルバリウムGL生地小波板を採用しました。経年変化による鋼板の酸化で徐々に色が変わっていきます。
キッチンの据え付けも完了。ラーチ合板とステンレスを組み合わせたオーダーキッチンを採用しました。
浴室は、リビングバスとしました。開放感に溢れます。1階床と連続するかたちでモルタル仕上げの浴室としています。
水廻りは、床、壁、天井、全てをフレキシブルボードで仕上げています。
母屋への扉です。水廻りから連続するため、建具もフレキシブルボードで製作しています。
母屋からのアングルです。異空間な雰囲気が良い感じです。
鉄骨階段と手摺は、錆止め塗料で敢えてフィニッシュしています。剥がれや汚れが良い味を出しています。
書斎ロフトです。ハイサッシからの光がステンレスのタラップと相まって、幻想的な雰囲気になっています。
主寝室は、和室とし、壁と天井を木毛セメント板で仕上げていきます。
現場は、6月末の引渡しに向けてラストスパートという感じです。
残り僅かになりますが、最後まで気を引き締めて設計監理に励みたいと思います。
「SUUMO注文住宅 神奈川で家を建てる」にHOUSE-KT(加藤小屋)を掲載頂きました。
表紙にも採用して頂き、大変光栄に存じます。
北海道、東京、埼玉、千葉、神奈川、東海、大阪、兵庫、福岡で本日から1ヵ月間、無料配布されております。
(雑誌名の『神奈川』の部分は、地域ごとの名前に変わります)
駅のホーム、大型量販店、書店等で配布されているそうです。
お見掛けの際は、是非、お手に取って頂ければ幸いです。
私たち設計者は、昔からの慣例で「先生」と呼ばれることがあります。ただ、皆さん昔からの慣例で「先生」と呼ぶだけであって、私のことを本当に「先生」と思っている方はいらっしゃらないと思っています。
「先生」と呼ばれたときは『先生と呼ぶのは止めて下さい』と伝えますし、先生稼業をするつもりもありません。
〝先生稼業をすると損〟だと思うからです。
現場サイドが「先生の言う通りにしておけばよい」と思う関係性なり、空気感を作ってしまうと、現場監督さんや職人さんからの意見が挙がりにくくなります。設計事務所の大きなメリットとして、設計と施工が分離してため、利害関係のない第三者同士であることがあります。つまりは、互いに指摘しあえる関係であり、ダブルチェックができる体制でもあるといえます。それは、対等な関係性を築いているからこそ成り立つものだと思うのです。
勿論、設計者判断として、決定を下すことは私の責務です。しかし、私だけしかアイディアを出さないとA案しか出てきません。そのA案を基に議論してもブラッシュアップされたA´案くらいまでにしか発展しません。ですので、現場では、自分の意見も発言した上で、現場監督さんや職人さんに『〇〇さんならどう思いますか?』と積極的に意見を伺うようにしています。現場監督さんや職人さんの経験値は高いものです。対等な関係を築けていれば「こういう方法もある」とB案やC案が出てきます。その様々な意見を総合的に判断して、最終決定していくことが合理的であり、良き住宅をつくるプロセスなのだと考えています。
まだまだ、私は若手の域だと思いますが、歳を重ねても、横柄にならず、先生稼業をしない設計者を目指していきたいと思います。
広い部分で2000㎜程度、狭い部分で500㎜程度。木塀により死角になっている。周りからも見えない。自分たちも見ようと思わなければ見ない。等の理由から何も手を付けずにいた建物と道路の隙間。
ふと「子どもたちにとっては秘密基地的に思えて面白がるのではないか?」と思い立ち、草だらけで荒れ果てていた隙間を整理し、防草シートと砂利を敷いてみました。
狙い通り息子たちは「秘密基地だぁ!」と大はしゃぎ。今日は、チェアやテーブルを持ち込み、おやつを食べていました。
今度は、屋根が欲しいみたいです。小屋とともに秘密基地のカスタマイズも進めていきたいと思います。
ゴールデンウィークも外出はできないため、外構関係を整理することに。
まずは、デッキにタープを設置。不確定要素が多いため、最初から最終形を目指さず、安価な商品を購入し設置。今回は三角形タープとして、朝日は取り入れつつ、日中の日射は遮る構成にしてみました。取り急ぎ、1シーズン使用してみて最終形の方向性を見定める予定です。
続いて、昨年から中途半端になっていた植栽を追加工事。長男の樹としてシマトネリコ。次男の樹としてオリーブ。足元に妻と二人で直観的に選んだ低木。グランドカバーは昨年と同様のヒメイワダレソウを追加。
買い付けの際に店員さんから「植栽は最初から100%目指すと失敗しやすいものです。最初は少し寂しいかもしれませんが、60%の仕上りとし、樹木の生育状況を見ながら、シーズン毎にまた店を覗いてもらって、気に入ったものを買い足す等して、時間を掛けて徐々に100%に仕上げれば良いと思います」と頂いたアドバイスが私の住宅設計の考えに似ていて、強く共感しました。
息子たちは、義妹宅で遊んでくれていたので、妻と二人で作業を進めていると、その最中に突然ウシガエルが現れました。二人で必死になりながら捕獲。久々にテンションが上がりました。帰宅した息子たちも興味津々のご様子。その後はちゃんと逃がしてあげたのでご安心下さい。
情勢から考えると家に居る時間が多くなりそうなので、これからもチョコチョコと小屋をカスタマイズしていきたいと思います。
自粛中の週末。暇を持て余していたので、表札をDIYすることに。
道路沿いの木塀の門扉に
イラストレーターで文字をデザイン
↓
カッターで下書き
↓
彫刻刀で掘り込み
↓
ペンキで塗装
上記の流れで作業すること約1時間。無事に完成。
コロナウィルスによる影響は、長期化しそうな模様ですが、楽観し過ぎず、悲観し過ぎず、日々の対策を講じながら、前向きに乗り切りたいと思います。
厳しい情勢ではありますが、皆さまもどうかご自愛の上お過ごし下さい。
HOUSE-Oがarchitecturephotoに掲載されました。
是非、ご覧下さい。
長男は今月で小学生。「1人で寝たい!」と言い出しました。両親としても寝室が手狭になってきていることがストレスにも感じてきていたので、ロフトベッドをDIYすることに。
残念ながら個室を与える面積は小屋にはありませんので、個室風のロフトベットを構想。朝から長男と買い出しに行き、お手伝いをしてもらいながら丸1日掛けて製作しました。
仕上がりにご満悦のご様子の長男。よかったよかった。
容易にカスタマイズ出来てしまうのも小屋の仕様ならではのことですし、同じことを一般的な仕様でしたら、また見え方も違うかもしれません。
ラグマットが敷いてあった場所となかった場所の境界線の跡
玄関框についた靴のゴムが擦れた跡
建具の歪み補正のためにストライクに埋木をした跡
壁に息子たちの身長を刻んだ跡
小屋に住み始めて1年超が過ぎました。先日、新築時に購入したラグマットの汚れが酷かったため、思い切って処分してみました。すると、ラグマットが敷いてあった場所となかった場所で傷や日焼けにより境界線ができていました。〝跡〟が残っていたのです。
その他にも、玄関框についた靴のゴムが擦れた跡、建具の歪み補正のためにストライクに埋木をした跡、壁に息子たちの身長を刻んだ跡等、色々な跡が小屋には残っています。これからもどんどん増えていくでしょう。
私は、その〝跡〟をポジティブなものと捉えていますし、それらがポジティブに働く空間構成が住宅らしいと考えています。〝住む〟という行為は実は〝荒い〟ものだと思うのです。住む中で必然的に起こる事柄による〝跡〟が住宅を彩る要素として、合わさり、味となり、空間と渾然一体となることが理想的だと考えています。
しかし、これは〝綺麗過ぎる〟仕様では成り立ちません。それらの〝跡〟は〝汚れ〟や〝傷〟としてネガティブなものとして捉えられることでしょう。住宅は工業製品ではありません。〝新築を新築のまま保つ〟という考え方は不合理というか住宅で起きる前提や想定から考えると矛盾している考えのように感じるのです。
これらの考えは、独立当初から一貫して主張してきた考えですが、言葉だけでは伝えるのは難しいものだと感じています。現在、仮ではありますが、自邸が出来ました。その主張を自身で実践しています。もし、少しでも、何となくでも、共感できる方がいらっしゃったら、是非、我が家を見に来て下さい。
「この考えが正しい!」と激しく主張するつもりはありません。住宅に関する価値観は十人十色です。価値観は〝違い〟であって〝優劣〟でも〝勝ち負け〟でもありません。ただ、様々な価値観に触れた中で、自分にあった〝住み方〟をジャッジしてほしいと思うのです。
いよいよ来週にHOUSE-IがTV放映されます。
放送局:テレビ朝日
番組名:渡辺篤史の建もの探訪
日 時:2020年3月14日(土) AM4:30~4:55
早朝の放送ですので、是非、録画予約を!
※関東圏での日時となります。その他地域、BS放送の日時については弊所にお問合せ下さい。
先日、家族ととある遊園地に出掛けました。雪遊びがメインの施設なのですが、アトラクションもいくつかあります。息子たちはウル〇ラマンのアトラクションに目をつけ「乗りたい!」と言うので乗ることにしました。ウル〇ラマンが回りながら上がり下がりするアトラクションなのですが、お世辞にも刺激的なアトラクションとは言えません。しかし、息子たちは目を輝かせて、大興奮で感動しています。大人の私は、勿論、興奮も感動もしません。
私たちは、悲しいかな、大人になればなるほど、経験を積めば積むほど、知識を蓄えれば蓄えるほど、感動しにくくなっていきます。上記のアトラクションでいえば、同種のアトラクションを体験済みですし、どの程度の刺激なのかも予測ができてしまうからです。仕事についてもそうです。ある程度の成功体験を続けると同程度の成功体験では感動しにくくなります。知識や経験や出会いもそうです。様々な蓄積による、ある種の〝慣れ〟が私たちを感動から遠ざけます。
私は、たまに、学校の講師のようなものをさせて頂く機会があるのですが、学生へのアドバイスを求められたときは「感動して下さい」と伝えるようにしています。屈託なく感動できるのは若いうちだけですし、感動をしたことがない人は、人を感動させることはできないと思うからです。
若い時期と同じように感動をすることは難しいことかと思いますが、そのような心構えは歳を重ねても必要なものだと常々感じます。過去の知識や経験の範囲内だけで物事を処理しようとせず、常に好奇心を高く持ち、新しいものを求め、チャレンジを続け〝初心〟に触れる機会と同時に〝感動〟する機会を意図的に作るように心掛けています。
人を感動させるモノやコトを創れるよう、初心を忘れず、自身の感動の蓄積を続けたいと思います。
本日、HOUSE-NNが無事に上棟を迎えました。
複雑な構造のため、棟梁をはじめ、大工の皆さんに手間を掛けさせてしまいましたが、しっかりと納めて頂けました。
1/1スケールで建物の骨格が現れるこの瞬間がやはり好きです。
まだまだ現場は続きますので、気を引き締めて現場監理に励みたいと思います。
HOUSE-IがTV放映されます。
放送局:テレビ朝日
番組名:渡辺篤史の建もの探訪
日 時:2020年3月14日(土) AM4:30~4:55
是非、ご覧下さい!
※関東圏での日時となります。その他地域、BS放送の日時については弊所にお問合せ下さい。
冬季休暇。1月2日。家に居ることや公園等で過ごすことがあまり好きではなく、すぐに出掛けたがる私は「大涌谷に行かない?」と家族に提案しました。すると妻に「今日、箱根駅伝だよ?大丈夫?」と冷静に返答されました。今朝、お雑煮を食べながら箱根駅伝を見ていたはずなのに完璧に忘れていました。
箱根駅伝の往路走行日、往路ゴール地点は芦ノ湖、大涌谷はそのすぐ近く。どう考えても適切な提案ではありませんが、GoogleMap等で情報を集め、現時点で渋滞はしていない、経路で駅伝コースと交差する部分は1箇所のみ。くらいの情報で「多分、大丈夫。行ってみよう」と半ば無理矢理に出発を決めました。
出発して途中までは順調でしたが、駅伝コースと交差する1箇所の部分で見事に渋滞に巻き込まれました。しかし、その渋滞地点はランナーの中継ポイントであった為、箱根駅伝をこれから走るランナーのウォーミングアップしている姿を見ることができたり、沿道のサポートスタッフから応援用のフラッグを貰えたりと、嬉しい誤算が発生しました。
その渋滞を抜けたかと思いきや、経路は進入禁止になっており、迂回させられるかたちになりました。目的地の大涌谷に向かう為には、駅伝コースを通らなければなりません。迂回後に別ルートから駅伝コースの道へ向かうと、まだ選手が後方にいたこともあって、箱根駅伝のコースを車で走行することができました。沿道には観客が選手を待ち構えています。息子は沿道の観客の方々に手を振ったりしてご満悦です。
ここまでくると「どうせだからどこかで箱根駅伝を観戦しよう」ということになり、GoogleMapさんにお世話になりながら、応援できそうな場所を探します。ここなら見れそうという場所が見つかり向かってみると、観戦スポットだと思われる場所に行きつき、車を路肩に停め、コースに向かい、先頭走者から最終走者まで全てを観戦することができました。
その後、目的地である大涌谷に無事到着し、ロープウェイに乗り、名物の黒温泉卵を食べ、帰路には、妻と付き合っていた頃に行った思い出の餃子屋に寄り、食事をしてから家路につきました。
何気ない日常の1日を書き連ねましたが、何が言いたいかというと
〝トライする前に頭の中だけでエラーを出してしまうのは損〟ということです。
大枠で考えて「多分、大丈夫」くらいの思慮の浅さで動いたからこそ〝駅伝走者のウォーミングアップの姿が見れた〟〝駅伝コースを観客がいる状態で車で走行できた〟〝駅伝をスポットで観戦できた〟等、プラス側のイレギュラーが発生したと思うのです。
最初から全てのスケジュールや経路やプランを組み立てていたとしたら、箱根駅伝の往路走行日、往路ゴール地点は芦ノ湖、大涌谷はそのすぐ近く。という条件だけでエラーを出し、トライしなかったことでしょう。
これは、ある日常の1日で起きた例えですが、私は、そのような意識で色々な決断と行動をするように心掛けています。独立する以前も、独立するときも、独立後の今現在もそうです。未来のビジョンは考えますが、そのビジョンの道筋全てシュミレーションする能力は持ち合わせていません。なので、仮説を立て、トライする。トライしてエラーが出れば、軌道修正し、またトライする。その繰り返しです。
私の座右の銘は『二流の利口より一流の馬鹿を目指そう』です。私は、一流の利口にはなれない。しかし、一流の馬鹿にはなれる。そう考えています。全ての道筋をシュミレーションして最短距離で目的地につければ合理的ではありますが、紆余曲折しながら、遠回りしたからこそ見れる景色や語れることがあるように思うのです。
HOUSE-NNの基礎配筋検査を行いました。
設計事務所、工務店、第三者機関のトリプルチェックで行いましたが、共に問題なく合格です。
明日から基礎コンクリート打設工事に移行します。
HOUSE-NNが無事に着工を迎えました。
本日は、配置確認及びレベル確認を行いました。
次いで基礎工事へ移行します。
色々なチャレンジを多く試みた住宅です。
竣工までは、まだまだ永い道のりですが、今から完成が楽しみです。
最後まで気を引き締めて設計監理に励みたいと思います。
12月31日にやることがあります。
『今年一年分の自分のTwitterを見返す』
私は、Twitterを〝公開メモ帳〟と位置付けています。
自分が思ったことや、感じたこと、気付きや、学び。
書籍を読んで印象に残った言葉、参考になる情報や思考等。
それらをサーバー上にメモするような感覚で使用しています。
人間は、初心を忘却しやすい生き物です。
原点回帰を繰り返しながら、学び、改善する姿勢がないと建築人としても一人の人間としても成長が止まる。
そんな強迫観念のようなものを常に感じています。
一年間のTwitterを見返すと、純粋な自分というか、現在の自分が忘れかけていた信念や感動のようなものを再考する機会になる。それを毎年繰り返すことによって初心を忘却せずに前に進むことができる。
「初心」・「感謝」・「謙虚」・「素直」
大事にしている4つの信念です。
上手くいっていないときは4つのうちどれかをおざなりにしている。
その信念を踏まえ、今年の抱負を以下としました。
「自分軸で考える」・「自分に嘘をつかない」・「やりたいことをやる」・「やりたくないことはやらない」
誤解が生じかねないので、若干の補足を加えます。
決して〝自己中心的になる〟ような意味合いではありません。
端的にいうと〝他者に忖度することなく自分の信念を通す〟という意味合いです。
私の発言や行動で他者がどう感じるのか、どのような感情になるのかを判断基準にするのではなく、自身や他者のための最適解は何なのか。その本質を見抜くために忖度せず、正直に、嘘をつかずに生きる。そんな一年にしようかと考えています。
この考え方は間違っているかもしれません。
しかし、頭だけで考え、行動しなければ何も解らない。
行動してエラーが出たら軌道修正すれば良い。
人生はトライアンドエラーの繰り返しをどれだけしたかで豊かさが変わるものだと考えています。
自身の人生、他者の人生がより豊かになるように試行錯誤しながら、良い意味で利己的な一年にしたいと思います。
本年も宜しくお願い申し上げます。
先日、長男が幼稚園の振替休日だった為、休暇を取り2人で日帰り旅をしてきました。
以前、長男に長谷川逸子さん設計の『山梨県笛吹川フルーツ公園』の夜景の写真を見せた際に「月の石だぁ!見に行きたい!」と言っていたので『山梨県笛吹川フルーツ公園』とそのすぐ近くにある『ほったらかし温泉』に連れていってみました。(なぜ月の石の表現したのかは謎です)
『山梨県笛吹川フルーツ公園』には遊具、ドームの中の施設、美味しいレストランやショップ等、色々と充実している為、長男もご満悦の様子でした。昼頃に到着してから夕方まで遊び倒した後、車で10分程の『ほったらかし温泉』に向かいました。山の頂上付近にある為、山梨盆地や富士山を一望でき、リフレッシュしながら入浴ができました。
その帰りにもう一度、ライトアップされているドームの中に入ろうと『山梨県笛吹川フルーツ公園』に戻ったのですが、閉館時間を迎えており、中に入れず。「絶対に月の石の中に入りたい!」という長男。昼食でお世話になったレストランのみが開いていたのでダメ元で「食事はしないけれど中に入れて貰えないか」とお願いすると快く入れて頂けました。長男は憧れの月の石の中に入れて満足した様子でした。
最近、勝手に育児のルール3つを決めました。
1つ目:行きたいと言った場所には連れていく
2つ目:欲しいと言った本は買い与える
3つ目:上記2点のためのお金は惜しまない
経験則上、経験や書籍でのインプットとアウトプットある人は、豊かな人が多い。より多くのモノを見て、より多くのものを知ることは大きな財産になると思っています。まだ長男が5歳、次男が3歳ですから、現時点では、行きたい所も遊びたい所で良いし、欲しい本も絵本で良い。行動することや本を読むことが〝楽しいこと〟だと思って貰えればそれだけで良いと考えています。
投資と言ったら大袈裟ですが、経験や知識は豊かな人生を歩む為に大いに役立つことなので、しっかりと与えてあげたいと親心として思うのです。
兎にも角にも趣味の建築巡りも楽しみながら、久しぶりに長男と密にコミュニケーションがとれ、充実した一日となりました。
HOUSE-Nがarchitecturephotoに掲載されました。
是非、ご覧下さい。
お施主様が撮影された地鎮祭風景の動画です↑
HOUSE-NNの地鎮祭を執り行いました。
お施主様の希望により神主さんは呼ばずにお施主様ご自身が神主役を務め地鎮祭を行いました。
施主様の「だいじょうぶだぁ~!」の掛け声に合わせ「だいじょぶだぁ~!」と唱和する〝志村けんのだいじょうぶだぁ教〟を真似たかたちで行いました。(私は世代ではなく存じ上げなかった為、事前にYOUTUBEで動画を確認してから地鎮祭に臨みました)
色々が初めての経験でしたが、笑いの絶えない和気あいあいとしたとても良い雰囲気の地鎮祭でした。良き思いでになりました。
12月にいよいよ着工です!
HOUSE-Wが本日、無事に竣工しました。
実は、義妹家族の家なのですが、身近な人の生活の形造りに携われることはこの職業ならではのことです。
設計冥利につきます。
義妹家族がこの住宅で健やかに過ごしてくれることを設計者、義兄として願っています。
設計監理を行っておりますHOUSE-Wがまもなく竣工致します。
クライアントの御厚意によりオープンハウスを開催させて頂くこととなりましたのでお知らせ致します。
日 時:2019年11月9日(土) 10:00~17:00
所在地:神奈川県秦野市
見学をご希望の方は、下記連絡先にご一報下さい。案内をお送り致します。
TEL:0463-86-6940
MAIL:nao@n-archi-o.com
担当:加藤直樹
HOUSE-Wは順調に工事が進行しています。
屋根はガルバリウム鋼板のシルバーグレーを採用しました。ハゼ先端を折り曲げる等、丁寧に仕上げて頂きました。
玄関庇は約1M角のステンレスプレートを造作して頂きました。シンプルで軽やかな印象になります。
外壁はガルスパンのシルバーグレーを採用しました。
内壁、天井、内部建具は構造用合板を採用しました。オスモカラーワンコートオンリー塗装で仕上げます。
床養生も外れ、全体像が見えてきました。床材はヒッコリーフローリングを採用しました。
オープンハウスや引き渡しを間近に控え、現場はラストスパートといった感じです。
残り僅かになりますが、最後まで気を引き締めて設計監理を行いたいと思います。
完成が楽しみです。
先月19日で事務所を設立して5年が経ちました。
感謝すべきことにこの5年間に10棟の住宅設計に携わらせて頂きました。
その10棟を通して「自身の住宅論は1つの思想として成り立つ」という確信に加え「大きな目標」を抱くようになりました。
私は、住宅での生活は〝荒い〟ものだと捉えています。人が長期間生活をするわけですから、生活感は出て当たり前ですし、キズがつくことも汚れがつくこともモノが増えることも、子供が落書きをすることさへも、当たり前のことだと考えています。その前提がありながら、それら許容しないベースを設計してしまうことに矛盾や違和感を覚えます。誤解を恐れずに言えば世の中の住宅は〝綺麗すぎる〟と感じるのです。
ファッションに例えるならば〝スーツでアウトドアしている〟ような感覚に似ています。作業することや汚れることが前提のアウトドアにスーツは不向きです。これはシチュエーションの問題であってスーツを着ること自体を否定しているわけではありません。これが結婚式やビジネスシーンであればスーツが最適です。アウトドアウェアやデニムは逆に不向きです。
話を住宅に戻しますが、私は、綺麗な住宅の設計もできますし、実際に設計もしてきました。その造り方自体を否定するつもりもありませんし、否定することは難しいと考えています。住宅というベースやそこでのシュチュエーションをどう捉えるかの価値観の問題だと思うからです。
ただ、1つの方向性として〝荒く住む〟〝綺麗に住まない〟等という考えや選択肢があって良いと思うのです。「我が家は綺麗に住む派」「我が家は荒く住む派」そんな会話があっても良いのではないかと。
そのような自身の住宅論が〝らしさ〟として現れ、私の作品を見て頂いたときに「これは加藤直樹らしい」「これはN.A.Oらしい」等と世の中に認知されるようになりたい。その〝らしさ〟を名前や通称が生まれるレベルまで到達させ『新たな住宅の概念を創り出したい』。それが私の大きな目標です。
「何言ってるの?」「無理でしょ」「無茶でしょ」等という声が聞こえてきそうですが、私自身も現状でそのようレベルに達していないことも、無茶を言っていることも理解しています。しかし、有言しなければ、実行はされない。夢は叶わない。そう考えています。
10年、20年、一生掛かるかもしれない。そんな果てない目標を抱きながら、これからも初心と感謝の気持ちを忘れず、謙虚に素直に住宅設計、建築設計に向き合っていきたいと思います。
HOUSE-Iが無事に竣工致しました。
「設計したら楽しそうだな~」と思っていたご家族の家をご縁があり設計させて頂き、
こうして形になったことを大変嬉しく思います。
結婚はゴールではなく〝家族と共に幸せになる〟という目標に向けたスタートだと思っています。
同じように、住宅における竣工も〝家族と共に幸せになる〟という目標に向けたスタートだと思うのです。
この住宅でIさん家族が豊かな生活を営み、豊かな人生を送られることを心から願っています。
その為にも引き続き、設計者、友人として尽力し続けたいと思います。
HOUSE-Wが本日、無事に上棟を迎えました。
100㎡の平屋ですが、採光確保のハイサイドサッシを設置する為、一部階高を上げています。
そのせいもあってか、平屋ながらダイナミックなヴォリュームに仕上がっていました。
完成までの道のりはまだ遠いですが、気を引き締めて設計監理を行いたいと思います。
HOUSE-Iは順調に工事が進行しています
LDKと一体的に繋がった土間と吹き抜けがある為、屋根は断熱の気密性が良いウレタンウォーム吹付断熱としました。
屋根はガルバリウム鋼板のシルバーグレーを採用しました。先端を折り曲げる等しながら綺麗に仕上げて頂けました。
吹き抜けには鉄骨階段と鉄骨手摺を設けています。写真は鉄骨手摺の脚部です。台座が露出しないよう、下地合板に埋め込んで頂きました。
キッチンはヤジマのオーダーキッチンを採用しました。オーダーキッチンと聞くと割高なイメージになりますが、システムキッチンと同等の金額で採用することができました。養生の開封が楽しみです。
内部建具のレールも床に埋め込んで頂きました。棟梁の技が光ります。
巾木は3㎜のアルミ見切りを採用しました。出寸法も3㎜あるのでビニールクロスの見切りは確保しつつ、スタイリッシュな仕上がりになります。
内部建具のレールも天井に埋め込んで頂きました。枠がない建具が床から天井まで1枚で通るので、とてもシンプルな見た目になります。
外壁はガルバリウム鋼板の小波シルバーグレーを採用しました。綺麗に仕上げて頂けました。2階の中庭のウッドデッキとの相性も良い感じです。
鉄骨階段の塗装も完了しました。色は黒で締めます。
ビニールクロスの下地の様子です。丁寧に下地処理をして頂けたお陰で、まるで塗装のような仕上がりになっています。
ビニールクロスも貼り終え、内部建具工事、機器設置工事もほぼ完了しました。
オープンハウスや引き渡しを間近に控え、現場はラストスパートといった感じです。
残り僅かになりますが、最後まで気を引き締めて設計監理を行いたいと思います。
完成が楽しみです。