N.A.O|ナオ 一級建築士事務所
257 0015 神奈川県秦野市平沢
アクセス 小田急線/秦野駅から徒歩15分程
駐車施設 1~2台程
事務所兼自邸のため
プライバシー保護の観点から非公開としております
詳細についてはお問い合わせください
TEL 0463 86 6940
FAX 0463 86 6941
MAIL info@n-archi-o.com
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自邸である加藤小屋のデッキが2018年の竣工時から8年程が経過し、痛みが激しかったため、この夏に更新しました。
当初から増築の計画があったわけではないのですが、初期費用を抑えることに加え、更新・移動・撤去などの可能性が高いと考えていたため、敢えて安価で更新のスパンが短いACQ材を選択していました。類似の理由で新設デッキもACQ材で構成しつつ、反省や改善を踏まえ、現時点での必要な構成で新設を行いました。
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敷地形状などに合わせ斜めにカットしていた部分は痛みが激しく、施工手間がかかる割に活用頻度も少なかったので、今回は整形とし、規模を少し縮小しました。
束石を再利用するために大引きの位置は既存と変更せず、木束から鋼製束に変更しました。レベルの調整が容易・腐食がしづらい・再利用がしやすい・束石を再設置しないことで地固めなどの手間を省略できコストが抑えられる、などが主な理由です。
今回は側面を塞ぐことを取り止めました。材や手間を少なくしコストを抑えつつ、未完具合が我が家のコンセプトやテイストに合うと感じ、意匠を変更しました(主観というか好みの部分が大きいですが)
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妻と次男と三男に手伝ってもらいながら、既存デッキの解体とデッキ下の砂利敷きは自分たちで行いました。骨が折れる作業であることは承知していましたし、子どもたちも最初は楽しんでいたものの、途中から文句を言ったりしていたわけですが、自分たちで手を加えると愛着が深まると感じています。工事費を抑える目的もあるわけですが、長い目でみればプライスレスで価値がある作業だと思っています。
独立一作目の「HOUSE-Y」で担当していただいた大工さんに新設デッキを施工していただきました。加藤小屋の増築工事でもお世話になりましたし、早いもので10年以上のお付き合いになります。「デッキの施工性・納まり・コスト・デザインのバランスが良い」とお褒めいただきました。ありがとうございます。
軽快で浮遊感がありながら、武骨でチープな意匠が気に入っています。デッキの防腐塗装や照明の取り付けがまだ残っていますが、我が家の場合、焦って一気に完成させるよりも緩く徐々に完成に向かわせた方が吉だと感じているので、タイミングをみながらマイペースに進めていく予定です。
増築棟の基礎工事の際に型枠の関係でデッキの一部を解体したのですが(デッキが増築棟に接する部分)、新設により復活したことで、デッキを介して玄関への回遊動線ができたことは、意外と大きいような気がしています。玄関にあるシンクへのアクセスが容易になったという利便性もありますが、行き止まりがない状態は子どもたちも楽しそうで、なんだか豊かで心地良いと感じます(確か宮脇壇さんの著書で似たようなことが書いてあったような)。とはいえ習慣とは恐ろしいもので、意識しないとその動線を利用せずに家の中から玄関へアクセスして「デッキの引き戸使ったら?」となってしまうことが多かったりします。
我が家は〝未完〟なので、外構を含めちょくちょく手を加えながら、完成させていくプロセスを楽しんでいるのですが、先日、研究の調査でお越しいただいた学生さんに「加藤小屋の完成はいつですか?」と聞かれ「恐らく、物理的なモノじゃなく、メンタル的なモノなので〝もういいだろう〟と思ったときが完成なのだと思います」と回答しました。
いつ完成するか、私も妻の息子たちもわかっていません。一体いつになるのでしょうか。