HOUSE-A|敷地を読む

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プレゼンテーションの依頼を受けたHOUSE-Aの調査及びプラン検討の為に敷地を訪れました。

敷地は高台の住宅分譲地にあり、ロケーションが非常に良い。丹沢の山々や弘法山、僅かながら富士山を眺めることもできます。しかし、敷地地盤面が道路から3M程下がった位置にある等、高低差が多く存在していることがデメリットになり得る環境でした。

風景の切り取り方・光の取り入れ方が課題となる敷地だと感じました。どの位置からどの風景を眺めるのか。どの方位からどの高さで光を取り込むのか。周囲の建物位置や高さを把握し、また、未建設の隣地に関してはどの位置にどうのような高さの建物が建ち得るかを想定しながら、敷地の中を歩き周り、時には高い位置から俯瞰をする。その作業を繰り返し、どのような建ち方がその敷地に適切なのかを想像・想定していきます。

住宅は敷地の中だけで完結するものではありません。周囲の環境にどう対応していくべきなのかを考えなくてはなりません。見える景色、入る光、通る風等を想定し〝敷地を読む〟ことは大切な作業なのです。